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真謝の浜でサンゴの移植作業

18:36

ようやく本業以外の行事ごとが折り返し地点を過ぎ、うっすらとゴール地点が見えてきました

座間味との合同会議も終わり、リーフチェックも残り1か所、ダイビング屋の忘年会も終わり、サンゴの移植作業も終了

もちろん毎週行っている保全活動は怠らず現在進行形 後は渡嘉敷との合同理事会と青年会の忘年会 あっ、年賀状と大掃除も残ってるなぁ

おっと、クリスマスもまだだった・・・。


まだまだ忙しくなりそうです 来週から本業も開始なので体力温存しとかなきゃ

今日は2009年に産卵し、稚サンゴと成長したサンゴたちを約40~50株移植してきました。
研究所の岩尾氏の移植実験方法や注意事項を聞き、いざ出発です。
11名のガイドで植えつけてきました。

sanngo_isyoku_cucururu.jpg


稚サンゴは港内の生け簀で大事に育てられていましたが、台風の被害が大きく元気なサンゴは少なかったようです
しかし、台風にも打ち勝ち元気に育ったサンゴ。少ないですがきっと強いDNAを秘めているはず


sango_isyoku-1_cucururu.jpg



大事にプランターからサンゴを引き抜いている作業です。カクレエビヤサンゴカニもすでに入っておりました


sango_isyoku-2_cucururu.jpg



周りの海藻類をワイヤーブラシで掃除して、水中ボンドでしっかり固定です。後はしっかりモニタリングとメンテナンスを継続し、見守るのみです

直径約5cm弱の稚サンゴ。大きくなっていくのが楽しみです。

今回は縄張り意識の強いスズメダイ(ルリホシ)などの住むサンゴの近くに移植。
こうすることで稚サンゴをかじってしまう魚を寄せ付けない効果があるかも?っということで実験移植です。

過去にも『スズメダイがたくさんついているサンゴの近くに移植』と『何もないところに移植』で前者の方が元気に成長を遂げていることが見られたようです。
なので、今回は再実験して効果が表れれば今後の移植作業に大きな成果が見込まれるはずです。

2010年に僕が移植した稚サンゴ。これも約5cmぐらいでした。


sango_isyoku-4_cucururu.jpg



現在は手のひらより少し大きくなるほど成長しており、外敵の被害もなく元気に育っています。
写真ではいまいちわかりにくいですが、20センチ弱ぐらいでしたよ~


sango_isyoku-3_cucururu.jpg



定規を当てて撮影した写真もPCのどこかに眠っているはずなんですが・・・(泣)
今後も大きさがわかるような写真を残して、分析していきます。

では今から青年会の忘年会に行ってきます 肝臓よ・・・もう少し頑張ってくれよん